スワップ領域としてファイルを指定する
RAMの小さいマシンだと容量が足りなくなってフリーズしがちなので、ストレージ上にスワップ領域を確保することにした。 あらかじめパーティションの一部をスワップ領域用に切り分けておくのが一般的と思われるが、システムボリュームのパーティションはいじりたくないので、ここでは簡易的にスワップファイルを作成して使用することにする。
スワップファイルの作成と設定
$ SIZE=1G
$ sudo fallocate -l $SIZE /swapfile
$ sudo chmod 600 /swapfile
$ sudo mkswap /swapfile
$ sudo swapon /swapfile
永続化
/etc/fstab
に以下の行を追記。
/swapfile none swap sw 0 0
ファイル/swapfile
をどこにもマウントポイントを置かないで、swap形式のイメージファイルとして、swオプションで利用することを表している。
このまま再起動するとファイルの内容に間違いがあった時に正しく起動できず復旧作業が必要になってしまうので、mount
コマンドで設定が反映できることを確認しておく。
$ sudo mount -a # fstabの内容を反映
確認
スワップ領域の利用状況はfree
コマンドで確認できる。
$ free -h
total used free shared buff/cache available
Mem: 971Mi 706Mi 98Mi 47Mi 417Mi 265Mi
Swap: 1.0Gi 262Mi 761Mi
参考文献:
- How to Increase Swap Space in Linux - Baeldung (2024/04/26 最終アクセス)
- man page of fstab(5)